館長あいさつ

附属図書館長 森 祐司(経済学科 教授)

 近年、インターネットの普及で、お手軽にニュースや情報を簡単にとることができるようになり、またSNSの急拡大によって、コミュニケーションのあり方も大きく変化してきました。現代人は様々な人と簡単につながっていくことができる一方、またそれに割く時間(スマホにかじりつく、あるいは囚われる時間)もひと昔前に比べれば、圧倒的に長くなってきているようです。また、若者の多くは興味や関心の対象も、様々に広がる世界の中で、非常に狭い分野だけという人が多くなる一方、隣の人や自分が所属する社会や経済での出来事に全く関心を示さないが、趣味が合えばたとえ地球の裏側にいる人間だとしても、緊密に繋がっている、というのが常態になってきています。

 その一方で、自分が一体何者で、何に関心があるのか、どのような道に進んでいきたいのか分からない、という学生も多くなっています。「自分探しをしろ」と強制することは全く意味がないし、また強制されて見つかるものでもないでしょう。たとえインターネットの海に泳ぎ、SNSでラインの行数を重ねても、回答は得られるはずもありません。その答えは、昔も今も自分自身で模索して発見するしか方法はないのです。ではどうすれば、どのように模索すれば見つかるのでしょうか。

 図書館はレポートや卒業論文の調べもので利用するほかに、試験前の勉強で利用する学生が多いようです。しかし、それだけの利用ではあまりにもったいない。元釧路公立大学図書館長の河村氏は「調べたいことを持ち、考え、探してみる、だめならばもう一度考えたり、助けを求めたりといった作業の繰り返しが、まるでクイズや宝物探しのようなものであり、紛れもなく知の冒険」で、図書館は知識の宝庫だと言っています。

 本学図書館は決して広いとはいえず、また使い勝手もあまりよろしくないところもあり、改善点も多くあります。しかし、本学図書館でも探しがいがあり、見きれないほどの図書・資料、映像メデイアはそろっているし、知識を求める学生には積極的にアドバイスしてくれる教員ばかりで、本館職員も親切に丁寧に説明してくれます。

 図書館が本当に有益なもの、役立つもの、そして大事なものを発見する場所になるのは、実は皆さん方次第なのです。何かを求めているとき、是非、図書館に訪れてください。答えは見つからなくても、ヒントは見つかるかもしれません。






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